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    ウイスキー(閑人閑話) 


               投稿者:沼南ボーイ氏  投稿日: 5月14日 
   

「ウイスキー」ウルグアイ映画 2006,05,14
昨夜BSで表記の映画をみました。2004年の作品で東京国際映画祭でグランプリをとったということは後から知りました。
なんとも興味深いとしか表現のしようがない映画でした。

ウルグアイで古い靴下工場を経営するハコボが主人公で、ブラジル在住で疎遠になっていた弟エルマンが
二人の母親の法事(墓の供養)で訪ねてくることになりハコボは彼の右腕の従業員のマルタに弟の滞在中
妻の振りをしてくれと頼む。

マルタはハコボに好意はもっているが従業員と経営者の秩序から踏み出すことはしない。
3人で海岸の観光地に旅行し互いにに起居を伴にして、少ないながらも会話があり、エピソードがあり、映画は進む。
固定カメラでの肖像画のような画面構成がなんとも言えない雰囲気を醸しだす。
結末はやや おやっ とか ヘー とか思う意外な展開となる。
いやそもそも始まりがあり結末があるのか定かではない。感銘はしなかったが興味深い映画でした。

昔学生時代ATG(アートシァターギルド)の「去年マリエンバートで」など見たときのような感じでした。
昨年11月飯田橋ギンレイで上映されていたそうです。

ウイスキーとは私の大好物の方でなく。日本でいえば「チーズ」韓国では「キムチ」にあたるもので、
カメラの前でポーズを決めるときに発音する言葉(長母音)だそうです。