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    敬語の指針答申に違和感 


               投稿者:在岡山タケオ氏  投稿日: 2月11日   


『尊敬、謙譲、丁寧』の3分類を見直し5分類にと、文化審議委員会が答申した。

日本語そのものが乱れていると言う意見があれば、進化しているという意見もある。
マニュアル語という言葉が出来るくらい、変な日本語に戸惑うこともある。
家庭でも学校でも上下関係で無く友達感覚で育った世代は、敬語の用い方を知らずにいるのが現実ではないだろうか。

相手を高めて言うのが尊敬語であり、自分がへりくだるのが謙譲語、そして丁寧な言い方が丁寧語であろう。
これを教えられずに育った世代に理解を求めるなら、この度の答申は逆行であり、より理解を困難にするように思われる。

更に美化語は『お肉、お魚、お弁当など』上品に言う敬語の一種だが、それらを美化した表現と説明すれば更に理解困難ではないだろうか。
お尻の『お』は接辞語であり、美化語にはなじまないと感じるのは私だけだろうか。
逆にこの『お』も美化語も丁寧語にいれてもいいよと、簡素化するほうが、敬語に悩む世代に理解され易く、
文化庁の『普及を図る方針』に沿うのではないだろうか。
謙譲語T、Uではより難解になるように思うのだが。