衣替え 投稿者:沼南ボーイ 投稿日:2007年10月 1日(月) 衣替え(閑人閑話)071001 碇様のお問い合わせもあり興味を持ちましたので少し調べてみました。 ウイキペディアには 『衣替え』→平安時代に始まった習慣で中国の風習に倣い、 朝廷では4月1日と10月1日に夏服冬服に着替えると定めこれを、更衣(コウイ)と呼んだ。 天皇の着替えの役目の女官の職名も更衣と言い、後に天皇の寝所に奉仕する女官で 女御次ぐ者を更衣と称するようになったので、民間では更衣と言わず「衣替え』と言うようになった、 とあります。 以下は古典の背景について記述した冊子からの引用です。 平安朝の後宮制度では、天皇の寵愛を一身に受けられる間は中宮であり、それが薄らいだ時皇后になる。 中宮になるには女御を経て昇格する。 皇后・中宮・女御は後宮の主人公で職員ではない。これに対して「更衣」は一定の職務を持っている婦人たちである。 職務というのは、天皇の着替え所に居て御服のせわをすることで、そのために天皇の寵をこうむるチャンスもでき、 特別の待遇を賜るようになった。 昔高校で習った源氏物語第一巻「桐壷」の冒頭にこの職名が出てきます。 いずれの 御時(ホホントキ)にか女御 ・更衣 あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとききはにはあらぬが、 すぐれて時めきたまふありけり。