KOBUSHIさん、冴えてますね! 投稿者:酔睡閑人! 投稿日:2007年12月 4日(火) いや、なかなか面白い記事ですね。 この記事を拝見し小生も最近あきれる事件が多くちょつと掲載させて貰います。 例の防衛庁の守屋前次官夫婦と山田洋行の宮崎専務の逮捕騒動劇は、さながらテレビの必殺仕置き人に出てくる 悪代官と悪徳商人越後屋のようで面白い寸劇ですね。 一流大学を卒業した官僚が悪徳商人の仕掛けた罠にはまり、善に今更立ち戻れずズルズル越後屋番頭宮崎の術策に はまって悪に染まっていく。 一度食べた禁断の果実は余りにも美味しく、然も小判攻めの甘さに図にのって、女房まで「おねだり」をするまでに 変化していくさまに越後屋宮崎はにやりとほくそ笑み始めた。 そして、やおら反対給付である大きな利権のおねだりをして、幕府の防衛利権を総なめして行く。 これが今回の事件でいつも繰り返される越後屋の悪徳事件です。 この有様は日本に限らず、古代から中国でも繰り返された汚職事件です。 中国の場合はもつとスケ−ルがでかく、皇帝より汚職宰相や宦官のほうが資産が多く、 遥かに金持ちだったと言う例にこと欠きません。 然しその宰相や宦官が仕えた皇帝が崩御し次の新皇帝が就任すると、この汚職宰相や宦官は当然罪に問われ 本人だけでなく一族郎党や友人まで処刑されると言う大掛かりな犯罪事件の繰り返しでした。 それでも、どの王朝も政治に飽きた皇帝を支える宰相や宦官が繰り返し汚職をしたと言うのが中国の歴史です。 そして腐敗した王朝を倒すために反乱が繰り返され、次の統一王朝が出現するまで、 殺戮が繰り返されると言うことが当たり前の中華帝国だつたのです。 汚職の当事者である宰相や宦官は殆ど「腰斬の刑」(体を青龍刀で真っ二つに)に処されています。 従って、この結末を見ている科挙の一番合格者(状元と言う)で高級官僚に登用された進士のなかには、 宰相に指名され泣き叫んで拒んだ者もいたそうです。これは専制政治の非情さをつぶさに見ていることと、 政争や汚職に巻き込まれることを嫌ったからです。 日本の場合は、これに比べれば官に対しては非常に甘いのが実情です。 厚生労働省のC型肝炎の感染デ−タ−を放置した局長クラスにたいする処置も甚だ甘いものでした。 今回の様々な事件は甘い処分では国民は納得しないでしょう。 腰を真っ二つに斬るまではしなくとも、納得のいく処罰をしなければ政治不信は持続するだろう と思うのは小生だけでしょうか? いや、こんな今回の刑・処罰では甘いかな? やっぱり腰斬ではなく、もつと厳しい両手足を四匹の牛に引っ張らせる刑に処すべきかな? それにしても官民共に現在の世の中は内部告発の時代と言うことを改めて認識がすべきです。 必ずバラされる時代なのです。 悪は駆逐される。そう期待しますが駆逐される時は遅すぎて、国民が何らかの被害を蒙っているので、 悪に染まらない良識の国家・行政府であることを期待します。