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                    清流再び 

                          投稿者:関西のヒマジン  投稿日:2008年 1月23日(水) 
  

           ひまじんさんの「繁華街 清流再び」を興味深く読ませていただきました。
          ひまじんさんが引用された読売新聞の記事は、繁華街にある川を清流に蘇らせた
     一人の男性の行動を記したものでした。

          この記事は、地球環境保護に対して、個人がどのようにして関与していけば良いのかを身近な例から捉えていますが、
          以下私なりの感想を書いてみたいと思います。

          ☆発端
          地元の女性が川にゴミを投げ捨てる場面に遭遇。
          女性に抗議したが「私だけじゃない。そう言うあなたは川のために何かしているの?」と言い返された。
          ・・・この女性は「廃棄物処理法違反」をしているので罰せられなければなりませんが、
          この女性の言い分には主体性がなく、かつ自己の利益のみを重んじる性格のようですね。
          自己の利益を追求するのは良いことですが、それが社会の秩序等に反するのはいただけませんね。
          そして、綺麗になってからはゴミは捨てられなくなったと書いてありました。
          ということは、確信犯として捨てている人は稀で、「私だけじゃない。皆がしているから許される」
     と考える人が大半だということでしょうね。

          「そういうあなたは川のために何かしているの?」この言葉が男性を社会貢献に向かわせるきっかけと
     なったようですが、自尊心の強そうなこの女性が言いそうな言葉ですね。
           売り言葉に買い言葉であったとはいえ重みのある言葉ではあります。

          ☆実行
          この時、「昔の源兵衛川を取り戻そう」との思いが胸ではじけ、それがそのまま自分自身の夢になった。
          以降、週末には小学生の子供と川のゴミを拾い、ヘドロをスコップで掘り起こす。
         「うちの子供にとって、父親との思い出は川掃除だけ」と笑う。
          ・・・この方は身近な環境保護を自身のライフワークとして位置づけ、それを実行に移されている。
          いわゆる報酬を期待しない社会貢献ですが、ここのところが頭で理解していても中々出来ないところですね。

          ☆地域住民の協力
          役所に訴えても簡単に動くとは思えなかった。
         地域の力を結集しよう―。清掃を継続しながら、地元の青年会議所や市民団体などに訴え続けた。
          政治信条や個人の利害とは無縁な純粋な目的だけに、1年半ほどで足並みがそろった。
          ・・・役所は何かにつけ保守的であり予算の問題もあるので、個人の要求に対しては中々首を縦には振らない。
          そこで、青年会議所や市民団体などに働きかけて地域住民の力を結集していった。

          ☆行政に気持ちが通じた
          こうなると役所も腰を上げる。整備事業を開始し、地元企業も協力。数年後には源兵衛川に清流が帰ってきた。
          私の夢は、実は地域共通の夢だったということです。
          ・・・素晴らしいですね!
          最近は権利の主張はするが個人の義務を果たそうとしない風潮が幅を利かす世の中ですが、
          この一件はそういう風潮に一石を投じた清清しい話ですね。

          ひまじんさん。話題提供有難うございました。

          余談ですが私も島田と三島を勘違いしていました。
          それよりも旅人ーMさんが住んでいらっしゃる島田を知りませんでした。