ままかり のこと 投稿者:モンニョさん 投稿日: 5月 6日 連休を利用して、門司のホームに入居している、両親のご機嫌伺いをした後、憧れの倉敷を訪ねました。 もちろん、始めてです。とにかく、すごい、人、人、人。白壁も新緑も人で塗りつぶされて、いささかうんざりしました。 夕方、岡山に戻って、一休みしてから、表町に「ままかり」を食べさせてくれるお店を求めて歩きました。 しかし、ここも、ゴールデンフェスタと称して、ワゴンセールが行われていました。ただ六時を過ぎていたせいか、 人はもうまばらで商店は片付けが始まっていました。 アーケード街をとぼとぼ・・・途中、思い切って「ままかり」を食べさせてくれるお店はありませんか?と、尋ねました。 最初のおばさんが困った顔をしている様子を見て、隣の洋品店の娘さんが駆け寄ってくださり、 「ついて来て下さい。少し歩くけど、ご紹介しますよ」と、案内してくださいました。 その、お店の屋号、なんと、「ままかり」でずばり。予約もしていないのに、その娘さんのお陰で、スタンドに座ることができました。 しかし、残念なことに、当日、ままかりは売りきれ・・・何でも、よそ者の方が連休で多く 仕入れが困難だったとか・・・あきらめて、お奨めのコース料理をいただきました。 酒は、もちろん「加茂鶴」。 ままかりのことが、あきらめきれないでいたせいか、途中、ママさんから、たった二つですが、ままかり寿司が提供できますと・・・ なるほど、なるほど、コハダに似ているけど、味が淡白で、何個でも、食べられる・・・ まさに、飯かりだ。 岡山の夜は、こうした人情深いおばさんたちによって、楽しく更けていきました。