私の一年 投稿者:トトシカーナ 投稿日:2009年12月27日(日) 私もこの一年を振り返ってみました。 まず、最初は四月の母親が去っていったことです。覚悟していたこととはいえ、かなり応えました。 全くの親不孝者だったからです。僅かな慰めは、娘が添い寝をして最後を看取ってくれたことでした。 これで、親の恩に何も報いず天涯孤独となり、後悔はいつまでも消えることがないだろう、 としみじみと感じました。今もその様に思っています。 母親が去った今年に娘が成人しました。 佐賀のおばあちゃんも今日の振袖姿をみたかったろうと呟くと、見てるに決まっている、と娘が 天をさしました。 また、君がこんなにきれいに、立派な大人になってくれて嬉しい、といったら、これで我が家の問題は ふたりが仲良くしてくれることだけね、と娘に切り替えされ、芯から大人になったことを実感しました。 娘が大人になったことはすなわち、私が老けたということの証明の一年でもありました。 そのことを実に実感しました。 まず体調ですが、今年ついに降圧剤の服用を始めました。 それとともに、これからはなんとかかんとか古くなってきた体をいたわって、生活をしよう、 という気分になり、これは即ち老いを初めて実感したのだと思います。 然しながらまた、老いを抱えつつ、これまでの人生でやり残した諸々のことを、体を鞭打ちつつ、 そのことによって人生が少し短くなってもそれを覚悟しつつ、何とかやり遂げようと決心した一年で ありました。 娘の誕生日の食事時の会話で、お父さんのクロアチアはどうなったの?という質問があり、更に、 やりたいときにやらなけらば、と続きました。そういえば、ミャンマーも、クロアチアも、南米も、 チュニジア・モロッコも、行きたいと思っていながら、その行きたいという熱意が薄れていました。 降圧剤を服用し始め、かつダイエットで体重を落としたら、少し活動に活発さが出てきたように思います。 もう少し、あと7キロ落として65キロの体重にすれば、もっと活動の意欲が出てくるのではないか、 クロアチアも、モロッコも、行けるのではないか、年末・年始は、我が家は喪中なので、この期間中、 更なる体重減少に取り組みたいと思っています。 今年5月、メインの仕事として7年勤めた会社を辞め、7月から新たな会社に勤め始めました。 そして、新たに週一日を別の勤めが始まりました。 新しい会社は、従来の仕事とそう変わらず、大したことはなかったのですが、新しく始めた たった週一日の仕事が、実は大変重荷になってきたことにびっくりしています。 来年は、これを何とかして止められないかと思案しています。 お隣の万華鏡で身辺整理の話が出てきていますが、私もまた、少しずつ身辺整理として、様様なことを 整理していく必要があり、その手始めがこの仕事の廃止ということになりそうです。 実はこの仕事を廃止するということにするには、かなりの勇気と、手間暇が必要で、場合によっては、 これまでの人生の一部を切り捨てるという覚悟すら必要のような気がします。 来年は、高尾山で始めた山荘管理業務の運営事務局長としてのボランテイア活動を少しづつ 増やしていこうと思っています。 その一環として、来年1月・2月には、山荘でのハム作りに挑戦の予定です。 長年ハムを作っている人が会員の中にいて、伝授してくれるというのです。 山荘の手作りハムとして、売り出したらどうか、などと夢を描いています。