2style.net


                 花のうるおい  


                     投稿者:つばささん  投稿日: 6月15日   


          紫、青、白を主体の・・・花菖蒲・・・梅雨のうるおいある花・・・いいですね。
          先日、ワァークショップ前のひと時、明治神宮御苑に花菖蒲に会いに行きました。
         御苑は、静かな森にいだかれた、MY FABORITE PLACE 。
          毎6月初旬に訪れます。

          その時期には睡蓮の花も湖水に姿を写し静謐なたたずまい。
          睡蓮も花菖蒲も、なんとも言えず美しく・・・時間は止まり、いつかの過去の思い出や
          はるかな未来のきおくに、出会える、そんなふかいひと時が在る・・・宇宙空間です。

           特に花菖蒲の白、青紫、紫、濃紫、赤紫、ぼかし、藍とその色合いは神秘と優しさに
          満ちて、葉脈を芯に細く剣に伸びた濃い緑の葉と、たおやかな花の妙味。
          蕾から花へ、その終章への変化は見つめていると、一つ一つが何と美しいことかと、
          自然の造形の不思議に感動。それぞれが違っていて、美しい、それぞれがいいと思えます。

          また、花の命名も風流で古風なもの、粋なもの、地名、人名等々、
          創られた方の想いや夢を語っているようです。
          紫式部、磯富貴、日の出鶴、沖の白波、浜の夕暮、肥後の曙、朝霞、春は曙等と名札があり、
          花をめでながら、それを読み想像するのも楽しいもの。

          6分咲きの頃に訪なうのでゆっくり観賞できましたが、
         実は、この週末が満開のようです。
         美しい、心うるおう、おすすめのスポットです。オゾンに包まれウォーキングは如何ですか。

          この日本で改良され創られた花菖蒲が―IRIS―と訳されるのには、ちょと不満?
          洋花のアイリスも好きですが、日本の花菖蒲の柔らかい優しさ、しとりとした風情とは
          違いがあり、「JAPANESE IRISE」と表現を変えたいと思うところです。

            清すがし 森閑虚空 菖蒲満つ


           梅雨のおどる水滴をみて笑っている紫陽花や、たおやかに座す牡丹花も美しい季節(チト遅い?)
          雨も佳日、いつでもこころをなごませてくれる鈴木重子のCDの「RAIN FALLS」を
           ききながら・・・何気なく・・・元気に過ごそうと!   (この時節の苦手者より)