地球温暖化−25%削減 投稿者:風鈴 投稿日:2009年 9月24日(木) また面白くない話題ですが、鳩山総理の国連気候変動サミットでの演説の課題でもありました。 何万人という世界中の科学者、指導者、専門家達が議論していて何も知らない私達が出る幕ではありま せんが、世界の国々がやってる事には「全く道理に合わん」対処ばかりみたいです。自分は阿呆の代表 であると変な自尊があるので、国々の偉い人が集まり「全く道理に合わん」事ばかりでは、我が領域を 侵略されたみたいな気になります。 もっともこのような事で理念とかフェアープレイを期待するのが誤っているかもしれませんが。 どうしてそう感じるか、纏まりなく無知な人の説明を画像で試んでみましょう。 下の円グラフは、2006年に世界でどの国がCO2(二酸化炭素)を放出しているかの表で、一番が中国、 次にアメリカ、ロシア、インドの順で、この四カ国が世界総計の50%以上を放出しています。 水蒸気が温室効果ガスの一番の原因ですが、その他は人間が理由のCO2、メタンガス、亜酸化窒素ガス 等が温室効果ガスの99%を占め、その内でCO2が七割以上なので目安に使われてます。 日本が五番目、全体の4.6%とかで、世界総人口に比べて日本人口より高い比率です。 先ず道理に合わんのは、CO2放出50%の主犯国、中国、アメリカ、ロシア、インドは京都議定書に 参加してなく (アメリカは脱出)、これ等の国に、アメリカにさえ全国に一貫して適用する政策とか 規制とかは聞いたことありません。 アメリカの「誇り」はブッシュ大統領が燃やし始め、二酸化炭素ガスを放出して「埃」になりつつ あるのでしょうか。 民主党の選挙前の公約が「1990年に比べて2020年までに温室効果ガス放出を25%削減する」でした。 1997年の京都議定書で日本は1990年レベルから6%の削減目的だったのが、2007年までに逆に 8.7%増えたので、現在のレベルから30%以上の削減は、不可能ではないとしても極めて困難な目標 でしょう。 新政府になり「主要排出国(中国、アメリカ、ロシア、インド等)による合意を前提に」となりました。 今年だけでも首脳会議、G8環境相会合、国連作業部会とか国際会議が開かれて国際間の合意は ありませんでした。 そこで近い将来に主要排出国との合意は先ず有り得ないでしょうが、それは新政府の外交に期待 しましょう。 アメリカは中国へ莫大な負債があるので、中国へ排出量削減を要求しない方針(出来ない)に なりました。 中国の主張「先進国が中国製品を大量輸入して中国内のCO2放出を増やしたので、先進国の責任だ」 との詭弁は果たして孔子・孟子の漢民族子孫様の発言とは思えなく、中国古代史は事実かお伽話か 分らなくなります。 中国とアメリカの主犯の二カ国がお互いに肩を組んで許し合ってるようなもので、こんな阿呆らしい 事はありません。 飛行機の航路などは、何処の国の領域とか決めていますが、事実上「空」に国境がある訳なく、 空は地球に属して勝手に大気を濁しているアメリカと中国の罪人がお互いに許し合い、他国は何も 出来ないとは「漫画チック」です。 今度の国連気候変動サミットではオバマ大統領の演説には具体策がなくて評判も悪く、中国の 胡主席の計画に 人気があったと報道されています。もし興味おありでしたら会議の様子を下の 二つのリンクで御覧下さい。 http://www.msnbc.msn.com/id/32965467/ns/us_news-environment/ http://www.msnbc.msn.com/id/32954371/ns/us_news-environment/ もし日本だけ30%以上削減を成就したとしても2006年度の円グラフでいけば4.6%から 3.1%へと1.5%減少、 世界の放出量が増加一方なので、日本の削減は地球温暖化の緩和への 効果は全くありません。 但し外交の道具として使えて、他国にも見本を示しヨーロッパと一緒に世界をリードする立場には 立てますが、反面では、もし5%くらいの削減だったら、国際的発表の公約ですので他国からの 信頼度も失うでしょう。 日本は既に効率が高いので、これ以上の改善は多額の費用がかかり、その上に途上国へ資金提供や 技術支援を行うとか報道ですが、詳細な計画も未だ無く、国内の多方面にわたるコストが不明瞭の 現時点で、他国へ資金提供に国民の支持があるのでしょうか。沢山の疑問が山積みです。