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                         地球温暖化−気温変化と気体中CO2の歴史


                                           投稿者:風鈴  投稿日:2009年11月 3日(火) 

 このように寒くなっては温暖化なんてホンマかいな、と思いますね。あまり寒いので車の中で焼酎喰らい出勤、
 酔っ払って死亡届を受理しなかった岩手・奥州市の女性係長、うーむ、男女平等の風情は
 歓迎すべきかどうか・・・。
 
 再生可能エネルギーの課題を横において、二酸化炭素ガス(”CO2”が短くて楽です)の簡単なデータを
 紹介します。

 REN21の情報を見ると、沼南ボーイさんが仰るように「日本の取り組みは腰が入ってない」のは不安になります。
 地球温暖化問題は、今後のエネルギー政策を大幅に変える必要があり、近い内に政府が正しい手段を選ばないと、
 気温が上がるより、エネルギー価格か税金が上がるのが抜群に早いでしょう。

 放出ガス削減については「鳩山イニシアチブ」と言ってますが、今まで事実上やっのは、この前ニューヨークで
 25%削減を公表したこと、今の国連作業部会で「途上国の地球温暖化対策を支援する、温暖化基金の整理・
 統合を提案」とか「インドネシアの温暖化対策の為の資金4億ドルの円借款を供与する方針にした」とか、
 いずれも「アイディアの話し」ばかりで、日本の放出ガスをどうして25%減少するか、実行する具体策が全く
 出て来ません。
 Heard about Absolutely No Plan! Nothing! Nil! None! Nada! Niente! Nichts! Nai(無い)!です。

 自国の問題解決が先頭に立つべきで、それをやらなくて他国に「あーしよう、こうしよう」の話しだけでは
「鳩山イニシアチブ」も真剣に受け取る国は無いでしょう。中国は何%削減なんか言ってませんが、排気量取引で
 再生可能エネルギー源開発が急増化しています。アメリカは遅れていて、そこでアメリカの声は誰も聞かなく、
 オバマ大統領もそれを十分に承知です。

 しかし鳩山首相も総理になったばかりで新しい仕事が多く、政府とは言うものの、今まで経験が無かった立場に
 立っている「新来者の集合体」なので、今は予算に追われて次々と他の課題もあり、これに関しての政策も
 少し待つことにしましょう。

 温暖化防止のため具体的にどうするかですが、現在全ての国がやってるのは、主に化石燃料の燃焼から出る
 CO2放出を削減しよう、それにCO2を酸素に変換する森林を伐採しないようにしよう、としているだけです。
 これまでのように化石燃料に依存すれば、CO2放出が減らなく、それを解決する一つの方法が
 再生可能エネルギーで、地球地上に自然にあるエネルギー活用しよう、とは望ましい手段と言えます。

 下の最初のグラフはアメリカ・NASAが測った地球の陸と海の平均気温で
 http://www.theglobalwarmingoverview.com/index.php/Global-Warming-Statistics.html からのコピーです。
 大した温度の上昇ではないので、私達の世代には特別な被害もないでしょう。しかし今何かしないと、
 将来の世代には全く違った世界になりそうです。この記事はアメリカについてですが、NASAの測定によると、
 今まで一番暑かったのは1998年と2005年で、9年連続で、これまでの記録で暑い年のトップ25に
 なってるのは偶然ではないだろう、 とあります。

 MITの調査によると、1970年以来ハリケーンやトーネイドの強さと期間が100%増えて、この理由は
 多分に温度上昇であろう、それに2005年のハリケーンだけでも$1000億ドルの被害を起こした、
 とのことです。
 今年に台湾、インド、フィリピン、トルコが強烈な台風被害・水害を受けました。
 地球全体にわたる現象かもしれません。

 その下のグラフはウィキペディアからです。
 http://www.globalwarmingart.com/wiki/File:Carbon_History_and_Flux_Rev_png
 1800年度(200年前)CO2のデータがありますが、勿論その頃はCO2を測定出来ませんでした。
 そこで北極にある、200年前に凍ったであろう氷を切り出して分析したとは、やはり科学者とは
 想像力がありますね。
 その分析からのデータと1960年代から実際測ったデータが合ってるので、200年前は
 このレベルだっただろう、としてます。

 少し古い記事になりますが、アメリカの商務省に属するNOAA(National Oceanic and Atmospheric 
 Administration)がアメリカに20ヶ所、世界中に60ヶ所でCO2をモニターしている、とありました。
 面白いのは、アイソトープの carbon-14 の量でCO2が化石燃料から出たか、自然から出たか、
 を区別出来る方法を研究中、とあります。
 http://www.msnbc.msn.com/id/17723451/ns/us_news-environment/

 関連して、このページに CarbonTracker (カーボン追跡者)
 http://www.esrl.noaa.gov/gmd/ccgg/carbontracker/
 とありましたが、最新のデータは2007年で失望しました。しかしここの Results に興味ある
 グラフがあり、Glossary に Flux(Carbon Flux 表面を流れるカーボン量) Sink(カーボン吸収)
  PgC/yr(一年間のペタグラム)などの定義もあります。