地球温暖化−政策と災害 投稿者:風鈴 投稿日:2010年 1月16日(土) 国連では解決出来ない 沼南ボーイさん、暗い気持ちへ引き込んで申し訳ありません。 実際にどのくらい気温が上がるか分りませんが、科学者達の文献を読めば読むほど、傾向を止めるのは不可能 みたいです。 技術の困難さもありますが、人間が問題で、指導的立場にある政治家にも解決案が無く、人間の愚かさが自滅へ 導くようです。 全人類を皆殺しにしても未だ沢山余る核兵器があるのに、未だ核兵器を製造しようとしている国があるように、 ピーター・ポール・マリーの When will we ever learn? となるでしょうか。 関西のヒマジンさん、お言葉有難う御座います。 仰るように戦争も同様な過程から勃発したとも言えるかもしれませんん。 たとえ日本で憲法改正になったとしても、国の防衛にはならない戦争には反対する人も多くいると思えます。 戦争がない社会で暮らし、民主主義とか国や戦争が何であるか、国民の全般的な知識や理解度が高いからでしょう。 しかし中国で同じ事は言えません。長年の共産主義社会の貧困時代があり、全体主義で情報制限もあり、 大多数大衆の知識が成長していなく、政府の豊かな社会への政策宣伝を信じ、自動車も買える「良き社会」へと 押している共産党指導者を盲目的に支持で、その為には戦争しても構わない、40年後に温度が5度上がるなど 構わない、が大多数(漢民族)の信念だとしても驚きません。そこで中国政府は鉄拳で国家の勢力拡張に 専念しているようです。 何処の国も同じみたいですが、指導者と呼ばれている多くの政治家は10年先を見た政策を建てていません。 常に自己成就宣伝と自己正当化が先立ち、便宜次第で信念を変えたり、国民を説得するだけの勉強もしてません。 特に日本はこれからの世代が少子化というのに負債ばかり増やし、30−40年先の世代への政策が今 あるべきですが、エネルギー政策にしても、それが全く無いのが憤慨の種です。 今度のハイチ地震は震度から言っても、人工密度の高さの点でも阪神・淡路大震災に似ています。 多面で非難出来るアメリカですが、4万5千のアメリカ人もハイチに住んでいて、距離的に近いので当然とは 言えますが、5千5百の兵隊を送り救済作業と秩序保持に貢献し、2千以上の海兵隊も参加するとは、立派だと 言わなければなりません。 ハイチ政府の行政や指令系統は無くなり、国連本部の建物も倒れ指令官も何処か分らず、国連の潘事務局長は 「緊急事態で援助が必要だ」との声明だけで、即急に必要な援助は何も出来ないのが事実です。 国連の役割は気候変化問題についても同じで、国連では解決出来ません。 気候変化については誰の意見が絶対正しいと言えない複雑さで、私達の時代には起こらないようですが、 2050年までには海水面の上昇が顕著になるようで、それも国連が何とか解決出来る問題でもありません。 気候変化で起きる災害も、ナイヤガラの瀑布から落ちるように絶命的なものか分りませんが、これも国連や 他国に依存しなく、自給自足手段を増やし、日本の将来の世代が背負う問題を出来るだけ緩和する、 EUや中国に関係なく日本独自の政策が欲しいのですが、そのような次の世代への考慮は現在何処に あるのでしょうか。 幸運にも私達の世代は影響も小さくて構いません。但し少しでも多くの人が、政府がやっていることは 欠陥があり過ぎる、 との認識と非難があって初めて、次の世代へ手助けが少しでも出て来るかもしれない、と望みます。