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                     イージス艦と英語表現 

                                      投稿者:KOBUSHI  投稿日:2008年 2月22日(金)
              沼南ボーイさんへ。言語表現についての検証。ヒマ過ぎるとは思いません。
             確かに「言わざるを得ない」をcan only be descrived as・・・と直訳すれば、かなり断定的な表現になり、
             メルマガだからでは無いかという印象を持たれるのは不思議ではありません。
             しかし、ここで日本語(福田首相)→英語ではなく、英語→日本語へと「読み替えてみると」なるほど
             そういう表現になるのかなー、という気分になります。
             つまり、「危機管理意識の欠如以外のなにものでもない」と表現するのであれば、describeという表現は
             あながち間違ってはいない。というのも、describeなる単語はご承知のごとく、主観的ではなく
            「客観的」な状況を強調する場合に使われると思われるからです。
             たとえば、「1978年に経済学部門でノーベル賞を取ったHerbert A Simonは企業における意思決定問題の
             分析に当たって論理実証主義且つ記述的アプローチをとった」という場合の記述的がdescriptiveにあたります。
             主観的にあらず、客観的かつ「冷静な人間であれば、誰もが認める」筈の「危機管理意識の欠如」を指摘した
             ということで、英文としてはわかり易い表現になっていると思います。
             朝日夕刊→英語版と考えると「言わざるを得ない」がdescriptiveとは?ピンとこないということになるかも知れませんが、
             逆だと(すくなくとも小生の解釈能力では)問題ありませんので、「直訳ではない」気がします。
             難しいですねー。英語と日本語。解かったようで解からない男女の仲以上のギャップを感じます。
             いや、英語と日本語の間にはそれほどの大きなギャップはないのかもしれませんネ。
             それにしても清徳丸の船長と息子さんが気の毒です。この国はもはや善良なる国民の生命・財産を守ることすら
             出来なくなったのでしょうか?それはそれとして、沼南さんの向学心に敬意を表します。
             この種の話題、歓迎です。
             ところでdescriptiveの反対語はなんでしょう?subjective(主観的)に対してはobjective(客観的)なる語がありますし。

             
                         そこのけと 「あたご」がとおる 近海を

                 さも似たり 三寒四温 連れ合いに

                 春いまだ 卒業判定 待つ輩(やから)
                 (遠しの意)