豚と牛(不正と技) 投稿者:KOBUSHI 投稿日:2007年 6月27日 数年前に韓国忠清南道にある大学で学生寮の地鎮祭に参加したことがあります。 ひまじんさんご指摘のように豚は神に供える生贄らしく、10畳ほどのゴザの中央に高段があり、 その中心部に恭しく豚の生首(といっても料理済み)がそなえてありました。 代表者として学長がゴザのまわりに酒をそそいで回ったまではよかったのですが、ひざまずいてひな壇にちかずき 額をゴザに擦り付けるように何度も豚の頭におじぎをしている様は異様かつ滑稽ですらありました。 (無論豚は生贄なので、豚にお辞儀をしていたわけではありませんが・・・)地鎮祭なので、鍬入れもありました。 かくのごとく彼の国では豚は貴重かつ有難いものなのです。にもかかわらず、この国では豚が混じったと大騒ぎ。 豚や鳥がかわいそうでなりません。 ○ 混じったと 世にいじめらる 豚と鳥 ○ 加ト吉ちゃん 牛豚ミンチで 安く揚げ ○ ホープレス あらん限りの 不正肉 (ミートホープ社13項目にわたる不正) ○ 文科省 技術と不正 混同(ミックス)し (そのミートホープ社の「技術」を表彰していた) 高木伸氏が指摘されるように言語道断、この社長は何を考えて仕事をしてきたのか。 不正を承知で「これも技だ」と考えていたのなら、本当の悪人です。 コンプライエンス以前の問題かと。しかし、政界や経済界において、いわゆる実力者と称される人々が 何らかの意味で「不正と技」の紙一重のところで実績を上げているとすれば、この国の民度は残念ながら まだまだ低いと言わざるをえないでしょう。 あの社長さんと差ほど変わらぬ人物が回りにいないかと自問する時、ウーンとうならざるを得ないのも事実。 考えさせられる事件です。 それにしても数年前に韓国の地鎮祭で見た供え物と社長の顔が妙に重なって見えるのは何故であろうか。 以上、個人的体験より。