釣り日記(春告魚) 投稿者:高木伸 投稿日:2008年 3月12日(水) 昨日からめっきり春めいてきた。 これから1年で最も過ごしやすい季節の到来だ。 釣り師とて例外ではなく、寒風吹きすさぶ時の釣りよりは今の季節のほうが心が弾む思いがする。 まして、私のようにメバル釣り師にとって、3月は特別の月である。 なぜなら、水温はまだ低いが低水温を好むメバルは水温さえ安定していれば数こそ少ないが 釣果を期待できるし、何より3月はメバルの大型が釣れるからである。 須磨の釣り場はこの時期メバル釣り大会が開催され、今年も3月8日から1週間20センチ以上の メバルを釣り上げたら1000円の食事券がもらえる。 この釣り場は食堂もあって便利なのだ。 ただし、1人1日1回だけなので、20センチ以上のメバルを2匹釣り上げても1000円の 食事券1枚だけとなる。 土日は込むし実績のあるポイントには入れそうに無いから、平日に行くことにした。 釣り場に着いたのが8時半。 入り口に掲示されていた看板を見たら水温は9・5度で10度を割っていた。 メバルは水温が10度を割っていてもエサを追いかける。 ただし、急に水温が下がった時はエサを食べない。 水温が安定していることが大事なのだ。 気温は16度。春霞がかかった良いお天気である。 気温16度は人には快適温度であるが、魚には何の関係もない。 水の色は澄んでいる。 水の色は釣果に大いに関係がある。 メバルは眼張と書くように真ん丸い眼をしていて、眼が良い魚なので水が澄んでいると食いが悪い。 明石海峡の船の衝突事故での油の流出はここまで来ていなかったのでホッとした。 実績のあるポイントに行ったらもう常連さんが入っていた。 今日はどうも良くないらしい。 そこからちょっと離れた所で釣っていた別の常連さんは朝早くから来て型はあまり大きくないが 6匹ほど釣っていた。 其の近所で釣ってみたが中々アタリがない。 別のポイントに移動して釣ってみたがやはりアタリが無い。 暫く粘ったいたら、糸がファファとふけたのですかさず合わすとグッと重いメバルの アタリがあり抜きあげたら20センチオーバーのメバルであった。 エサにシロウオを使っているのでファッとしたアタリが来る。 エビエサと違い合わせのタイミングの取り方が若干違う。 早速管理棟に持って行って計測したら20・5センチあった。 1000円のお食事券ゲット! 今日は1箇所に何匹もいるような感じではなさそうなので、場所を変えてみる。 今度の場所は最近あまり釣る人がいないが、以前私が53・5センチのチヌを釣った場所だ。 何投か目に例のファファするアタリが来たので合わせたが、食い込みが浅くバレテしまった。 辛抱強く釣っていたらズシッとした感触があり、竿を立てたらかなり重いし引きも強い。 慎重にやり取りして、一気に抜き挙げたら立派なサイズのメバルであった。 管理棟で計測してもらったら26・2センチあった。 久しぶりの大物であった。 その後、潮が変わり別の場所に移動して、先ほどの大型メバルとほぼ同じくらいのメバルをゲットした。 釣り上げた時、見物に来ていた中年の男性が近寄ってきて、「大きなメバルやねぇ!値打ちモンやねぇ。 エサは何?・・・」など根掘り葉掘り質問してきた。 こういう質問への受け答えはええモンですナァ。 今日の釣果:メバル26センチ2匹、20センチ3匹、17センチ1匹