釣り日記(久しぶりのメバル) 投稿者:高木伸 投稿日:2008年11月30日(日) 魚の餌はイソメ類とエビ類が一般的である。 昔は投げ釣りもけっこうやったことがある。 投げ釣りの対象魚であるキス、カレイ、イシモチはエビよりイソメの方が好きなようだ。 最近はメバルばかり釣っているので餌はエビである。 餌となるエビ類もオキアミ、アミエビ、ウミエビ、川エビなど種類が多いが、私が使うのは 川エビである。 川エビのことを関西ではシラサエビあるいは地エビという。関東では確かモエビといっていた。 シラサエビは湖産エビのことで、琵琶湖で取れたエビである。そして、地エビは神戸独特の 呼称のようだが、地元の池で取れたエビのことである。 地エビはシラサエビより少し値が張るが、シラサエビに比べ餌持ちが良いのでわたしはこれを 使っている。 その地エビの動き方が先月買った時いつもと違っていたので、今日餌やさんで聞いてみた。 私: この前買った地エビいつもと動き方が違っていたけど? おかみさん: エッ。良くわかりましたねぇ。今入ってきているのは国産です。いつものは 韓国産で、国産はほんのちょっとの間出回ります。国産が終わったら韓国産の エビになります。どちらが使いやすいですか? 私: 国産はピンピン跳ねて捕まえにくい。韓国産はあまり跳ねないので針に 刺しやすい。どちらも餌持ちは良いけど私は韓国産が使いやすい。 餌が海を渡ってきていたとは知らなかった。しかも、値段がどちらも一緒というところが 不思議だ。 さて、11月も終わりなのでそろそろメバルが釣れだすのでは、と期待しながら釣行する ことにした。 気温は12℃〜10℃なのでそんなに寒くは無いが、海上は風が吹いて結構寒いので綿入れの 肌着を着て出かけた。 途中餌やさんでエビの話をし、いつもの須磨海釣り公園に向かった。 釣り場に着いて先月アイゴとスズキとサンバソウを釣った場所が空いていたので、そこで釣る こととした。 ところが、この前とは潮の流れが逆で釣れるのは小さなフグばかり! 場所を移動して釣ってみるがアタリが無くエサが見事になくなっている。 水温は大気の気温より1ヶ月遅れるという。従って、海の中はまだエサトリが横行するほど 快適なのである。 ここ須磨でのエサトリは小さなフグと小さなウマヅラハギである。 常連さんに声を掛けてもエサトリばかりでさっぱりとの返事であった。 場所を何度か変えても一向に変化が無い。 そこで、先ほど一度釣ってみて比較的エサトリが少なかった場所にもう一度行ってみた。 この場所は、3月ごろ30センチのメバルを釣った実績のある場所だ。 今日は大潮で満潮が12時30分。時計を見ると10時半を過ぎていた。 朝8時半に入ったのでもう2時間が過ぎていた。 しかし、時間からするとそろそろ潮時である。 そして、ついにその時がやってきた! スッと竿が動いたので合わせたら、竿が動かない。ネガカリかと思ったら竿が動いて ぐいぐい引っ張る。 そのままリールを巻いたら大きなメバルが釣れてきた。ヤッター!久しぶりのメバル。 その後は、半ば入れ食い状態になりサンバソウ、メバルと次々に竿を曲げてきた。 極めつけはエサトリの親分である。明確なあたりとぐいぐいと力強い引きに何だろうと思って リールを巻いたらなんと大きなウマヅラハギであった。常連さんにタモを入れてもらって 後で家に帰りメジャーで測ったら33センチあった。 ここまでくればもうエサトリとは言わないのではないだろうか。 暫くして、潮がゆるくなり風も出てきたので納竿とした。 久しぶりに満足した。 今日の釣果: メバル23・5センチ1匹、22・5センチ2匹、22センチ1匹、 15センチ2匹、サンバソウ22センチ2匹、20センチ1匹、 ウマヅラハギ33センチ1匹 計10匹 (追記) サンバソウ(イシダイの幼魚)の背ビレは鋭い針のようになっている。 今日は不覚にもその背ビレで親指を刺した。 血が暫く止まらなくて、しかもズキズキと痛んでリールが巻けなかった。 毒は無いが深く刺さるとかなり痛みを伴います。