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            釣り人日誌(アイナメのポン) 


                  投稿者:高木伸氏  投稿日: 6月21日   


        「須磨海釣り公園」は、今年で開設30年になるらしい。
        開設30周年イベントの一つに、1日無料開放の日があることをホームページで知り、
        早速釣行することにした。

        40センチ級のサバが釣れているという情報があったので、いつもの竿と仕掛けに加えて、
        中竿にサビキ仕掛けを用意した。
        サバも40センチ級となると引きが強く、ハリスは2号以上無いと切られてしまう。
        また、サバは、この釣り場では、3、40メーター程投げないと釣れないし、かつ、
        針がかりした後左右に横走りするので、
        人が多い時はお祭りしてしまう。

        当日は平日にもかかわらず釣り場は満員であった。
        皆何処で情報を知ったのだろうか?
        釣り人は概してケチなのか、それともタダというのは、釣りに限らず魅力的なのか?

        暫く釣り座を捜し歩いて、やっと適当な場所を見つけたので、そこで釣ることにした。
        釣り人が多いのでサバ釣りは断念し、足元の柱周りを探ることにした。

        ここの所メバルが釣れていないそうなので、何が来るか分からない。
        相変わらずエサ取りが多い。
        暫くしてエサ取りがフッといなくなった。
        チャンス到来!
        潮の流れは丁度良い。
        狙いは柱周りの浅いタナ。
        2ヒロ半で様子を見る。

        何回か振り込むうちに、かすかな当たりでエサのエビが無くなった。
        ウマズラハギのアタリではない。
        もう一度振り込むと同じ場所で又エサがなくなった。
        今度こそと振り込むと、今度は竿先がクッと入ったのですかさず合わせたら、
        ズシッとした重みと共に強い引き。
        何度かの強い締め込みに、竿をためながら慎重にやり取りをして、
        上がってきたのはアイナメのポンであった。
        早速、野締めして持ち帰った。
        家に帰って計測したら33センチあった。

        * アイナメのポン・・・30センチ以上の大型アイナメのこと。
                                姿がビール瓶1本に似ていることからこの名がある。

        アイナメは、今が旬の白身の魚です。
        大型アイナメは刺身がベスト。くせが無くて甘みがあり美味しい魚です。
        スーパーやデパート等でも売っています。