釣り人日記(大サバ) 投稿者:高木伸 投稿日:2007年 6月30日(土) 前回は夕方まで粘ることなく納竿したので、今日は夕方まで粘って大鯵を狙ってみよう。 という訳で昼過ぎから釣行する事とした。 釣り場に着いてみるといつものベテランの常連さんがいた。 小生・・・・・今日はどうですか。 ベテラン・・・今日はアカン。朝から潮が早く今やっと少し緩んだところ。 この前あんたが来たときは23匹釣ったよ。 それから水曜日が14匹。昨日と一昨日はあかんかった。 今日は水が澄んでるのでどうやろうね。 小生・・・・・潮が緩んできたらいけるんじゃないですか。それじゃまた。 ・・・このベテランの常連さんこそ、須磨海釣り公園の主のような人で、もう70は 優に超えているがお元気でどうやら毎日釣りに来ているようだ。 前にも書いたが、私はこの人の釣りを見よう見まねで真似て須磨の釣りかたを学んだ。・・・ 少し歩いたらもう一人の常連さんに会った。 常連さん・・・久しぶりやねぇ。どうしてた。 小生・・・・・仕事が忙しくてねぇ。 常連さん・・・顔、日焼けしてないねぇ。 小生・・・・・ところで、大鯵釣れてる。 常連さん・・・夕方にボチボチ来てるみたいよ。今日やってみようと思っている。 小生・・・・・私も一応準備してきた。それじゃまた。 ・・・大鯵は数は少なくてもゼロではなさそうだ。今日は少し粘ってみよう。・・・ 夕方まで時間があるのでメバルを狙った。 ベテランの常連さんがいる沖のほうは釣れてなさそうなので、沖に行くまでの釣り場(通称:通路) 釣ってみた。 これが功を奏して、20センチ級のメバルを6匹、小型メバルを2匹それにガシラ1匹を仕留めた。 その後当たりがなかったので、沖の釣り場に戻った。 ベテラン・・・釣れた? 小生・・・・・9匹ほど釣ったよ。 ベテラン・・・エッ、何処で!こっちは全然や。 小生・・・・・通路のアチコチで。 ベテラン・・・そうか。よかったなぁ。 その後当たりが遠のいたが、ふと遠くの釣り座を見ると、竿が大きく曲がっている。 しかも取り込みにかなり苦労している。 暫く眺めていると、近くの人も竿を曲げている。しかも糸が横走りしている。 サバが来ているようだ。 大鯵には少し時間が早いようだが、メバルは釣れなくなったし、大鯵の仕掛けに替えて一番沖で釣ることとした。 サバが釣れている場所には敢えて入らなかった。 というのは、仕掛けのハリスの持ち合わせが1・5号しかなかったからだ。 此処のサバは結構大きくて1・5号のハリスでは持たないと思ったからだ。 1・5号のサビキ仕掛けの下にアミカゴを付け、その中にアミエビを入れて、50メートルほど沖へ投げ 何度かシャクッて当たりを待つ。エサがなくなったら巻き戻して、アミエビをいれ再度投入し当たりを待つ。 この繰り返しである。 何度目かに、竿先に大きな当たりが出た。 大きくあわせリールを巻くと、右へ左へ横走りする。 サバだ! 近くの釣り人の糸とお祭りにならないように比較的早く糸を巻き、手元まで寄せたところで、強い締め込みがきた。 1・5号のハリスなので無理が利かない。 全身を使いなるべく糸に無理が行かないように注意し足元まで寄せたところで、隣の人がタモですくってくれた。 39センチのサバだった。 その後暫くしてまた同じ当たり。 これもサバだ。さっきより横走りがすごい。お祭りにならないように竿を操作し、手元で空気を吸わせて弱らせ、 また、隣の人にタモですくってもらった。 今度は先程より一回り大きくて44センチあった。 近くの釣り人・・・大きなサバやねぇ。店で買ったら2千円はするよ。 小生・・・サバがそんなに高いの。 近くの釣り人・・・今、サバは高いよ。元取ったね。 その後大鯵を釣るべく竿を振り込んでいたら、突然にわか雨が振ってきたので、夕方まで待たずに納竿した。 サバを魚の好きな友人に送ることも考えたが、サバは「活き腐れ」と言い足が速いので、取りやめにした。 家に帰り、シメサバ(きずし)にした。 明日食卓に上ることになる。