釣り人日記(メバルの季節到来) 投稿者:高木伸 投稿日:2007年12月 2日(日) 朝晩は冷え込むようになり、吐く息が白くなる季節になりました。 気圧配置も所謂大陸の高気圧が勢力を強めてきています。 海は時々季節風が吹く時期となりました。 これからの釣りは防寒対策さえキチンとすれば、餌とりに悩まされること無く本命を釣ることが出来る。 朝8時半に釣り場に着き、案内板を見ると今日は小潮で干潮が午前9時となっていた。 神戸の潮時表は神戸港と明石港で発表されているが、ここ須磨はそのどちらにもあたらない。 おおよその所は神戸港より3時間ほど遅れた潮時となっている。 ここ須磨海釣り公園では職員が毎日潮時を計っていて、今日の潮時を予想してくれている。 予想は大体当たっているが、小潮周りの潮時の予想は難しいようだ。 私の今日の釣具は短竿1本とクーラーとエサ(活きエビ)とハリス・オモリなどの小道具だけである。 メバルはアタリがあったら合わせる必要があるので、置き竿は不向きである。 従って、メバルを専門に狙う時は竿は1本で十分なのである。 干潮まであと30分しかないので急いで仕掛けを準備する。 メバルに限らず魚は満潮か干潮の前後に良く釣れる。 所謂上げ3分、7分、下げ3分、7分というやつである。 早速第1投。 ・・・潮が動いていない・・・ 今日は30分前から早々と潮が止まっている。 魚は潮が止まってしまったら食いが悪い。 案の定、何も釣れない。 こういう時は場所を移動しても釣れないものであるが、釣り人の不思議な習性から、場所を移動したくなる。 何回も場所を移動したが中々釣れない。 思い切って柱の際ぎりぎりに超浅くして狙ってみたら、20センチ弱のメバルが上がってきた。 ふと時計を見たら9時半になっていた。 未だ潮は止まっている。未だ幾分下げているようだ。 今日は上げの潮の力が弱いようだ。 この前「木霊」で関西のヒマジンさんとトトシカーナさんが髪の毛の力が弱くなったと嘆いておられたが、 この小潮周りはまさしくお二人の髪の毛に匹敵するものであろうか。 まことに困った潮周りである。 10時になって潮が完全に止まったので、最近上げ潮時に実績がある東の沖の先端に場所を変わることとした。 この場所は込み合っていたが、ラッキーなことにメバルに最適な場所が空いていたので急いで釣り座を構えた。 何度か振り込むが一向にアタリが無い。アタリが無いのにエサはキッチリとられている。 未だエサとりがいるのだ。恐らくフグだろう。 潮は相変わらず動かない。 10時半になって少し潮が動くようになった。 潮の流れに同調させてエサを流していく。 長年の経験からどの辺りでアタリがあるのか大方予想がつく。 其の地点で神経を集中させると、竿先が僅かにクッと動いた。 すかさず合わせると、ズシッとした重みとともにグイグイと海中に引き込む当たりがあった。 メバルのアタリだ!しかもかなり大きい! 上がってきたのは、23センチの立派な黒メバルであった。 それからというもの1投ごとに大きな黒メバルをゲットした。 こういう状態を釣り用語で入れ食いという。 同じようにエサを流して同じように竿先がクッと動いたので合わせると、今度は今までより 更に強い引きである。 周りの人も覗きに来て見守っている。 何回かの強い引きをかわし、水面に顔を見せたのはアイナメであった。 ハリスが1・7号なので、タモですくってもらい上がってきたのは32センチのアイナメのポンだった。 其のうちピタッとアタリが無くなったので納竿することにした。 大漁であった! ☆釣果メバル9匹、ガシラ1匹、アイナメ1匹