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最近、仕事上で若い方たちと知り合う機会があります。
仕事で知り合った方なので、勿論いずれも労務人事関係を専門とする方が多いのですが、例えば、大企業に勤めて誰もが羨む高処遇を受けているのに、あえてその地位を捨て冒険にも見える畑違いの方向に行く人など、私の若いころとは全く違った発想をする人が増えています。
数年前に超大企業に勤めているのに、その地位を捨てて20歳代で鎌倉市の市会議員になり、しかも企業で専門としていた人事労務関係の知識を市役所の行政に応用して大活躍、一昨年には故郷の神戸市に帰って、これまた多方面で大いに活躍の方がおられます。
昨年は、超有名な監査法人で労務人事関係関係のコンサルタントとして仕事をしていた方が独立して、すでに社外取締役などの就任、本欄でその方の著書をご紹介しましたが、この方もまた大活躍中です。
続いて、仕事上でお付き合いのあった若い女性弁護士さんもまた違った道に進まれました。
この方は、税務・企業法務関係でわが国で最高評価を受けている日本有数のローファームに所属する弁護士さんですが、なんと、住んでいらっしゃるつくば市の市会議員になられました。そして人の気づかない方面に光を当て、市議会に新風を吹き込んでいらっしゃるようです。
私は、労務関係のことで若干のお付き合いがあり、以前から存じ上げていましたが、本当にさわやかな発想をされる方です。
このような若い方には、私の見るところ、共通点があります。まずとてもさわやかであること、発想が新鮮であること、いずれもエリート意識が皆無であることなどなどです。
アメリカで、GAFAと呼ばれる新しい企業群の経営者はとても若く、さわやかである様ですが、日本でも、こんな若い方々が、新しい発想で、新しい仕事を、自分の発想で自由にその能力を発揮しようとしておられる点では、アメリカの若き経営者たちと全く同じように感じます。
日本でも、新しい風が吹き始めているようです。きっと日本の未来はこんな方々が、切り開いていってくれるのでしょう。すばらしいと思います。
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